平屋を建てる方が増加中!人気の理由とは?
近年、増加している平屋。平屋とは、1階のみの住宅のこと。なぜ平屋が人気を集めているのか、メリットを見ていきましょう。
小さい子どもから高齢者まで生活しやすい
1階建ての平屋には、階段がありません。生活に必要な部屋がワンフロアにすべて集約されているため、上下移動がなく、転落や転倒のリスクを減らせます。バリアフリー化も実現しやすいでしょう。つまり、平屋にすると赤ちゃんや高齢者に優しい生活環境が整いやすいのです。
動線の効率化が図れる
平屋の場合、生活動線や家事動線の効率化が叶います。例えば、服を1階で洗濯して2階のベランダに干し、乾いたら1階に収納する…といった上下の動きがありません。キッチンや水回りを近くに配置する間取りにすることで、食事の準備や片付け、洗濯など家事で移動する範囲が狭くなり、効率的にこなせます。
地震や台風に強い
平屋は上層階からの荷重がなく、安定しやすい構造が特徴です。さらに、建物の高さが低いため、強風の影響をあまり受けません。近年、地震や台風による甚大な被害が生じている日本において、心強い味方となってくれるでしょう。
広いフロアや大きな間口が実現できる
2階や3階がないメリットは、間取りにも影響します。平屋の場合、上層階を支える柱や壁が要りません。さらに、安定しやすい構造のため、
LDKをまとめて広いワンルームにしたり、大きな間口をつくったりといった間取りが可能です。また、住宅自体の形状をL字型やコの字型にできるなど、生活スタイルにマッチする空間が実現します。
メンテナンス費用を抑えられる
平屋に限らず、住宅の耐候性を保つためには、5年・10年単位で屋根や外壁の塗装メンテナンスが必要です。複数階建ての場合、屋根や外壁を補修するのに足場を組まなくてはなりません。一方、平屋は大掛かりな足場が不要なため、メンテナンスコストが抑えられます。
家族の様子を把握しやすい
家族全員がワンフロアの中で生活するため、顔を合わせる機会が多くなります。リビングを経由して各部屋にアクセスする間取りにすれば、よりコミュニケーションをとりやすくなるでしょう。家族を身近に感じられるのも、平屋の魅力です。
平屋の新築前に知っておきたい注意点
平屋にはメリットがある反面、デメリットもあります。「平屋にして失敗だった」と後悔しないためにも、注意点を把握しておきましょう。
広い土地を探す必要がある
平屋は、LDKや寝室、浴室など生活に欠かせない部屋をすべて組み込まなければならないため、広い土地が必要です。また、土地には敷地面積に対して建物が占められる割合「建ぺい率」が設定されています。建ぺい率は、以下の計算式で求めます。
建ぺい率(%)=(建築面積÷敷地面積)×100
例えば、80坪で建ぺい率50%の土地の場合、平屋の建築面積は40坪までに制限されるのです。広い土地が見つかりにくい都市部では、平屋を新築しにくいでしょう。
建築コストや固定資産税がかさみやすい
平屋は、複数階建ての住宅と比べて大きな基礎や屋根が必要です。その分、建築費がかかさみ、建物の坪単価が割高になってしまいます。また、住宅の基礎や土地が広いほど資産価値があると評価され、固定資産税も上がってしまいます。
メンテナンス費用の負担が軽い一方、新築時や毎年の固定資産税がかかるのです。>>参考コラム:中津川市周辺で注文住宅を建てるといくらかかる?知っておくと安心!建築コスト相場を徹底調査
日当たり・風通しの悪さが懸念される
平屋は建物の高さが低いため、高い建物に囲まれると日当たりや風通しが悪くなる点もデメリットです。良好な日当たりや風通しを確保するには、中庭を設けたり、住宅の形状をコの字型にしたりといった工夫が必要になるでしょう。
水害時に浸水被害に遭うリスクがある
地震や台風に強い平屋ですが、水害に弱い側面があります。平屋はワンフロアしかないため、洪水などで家が浸水しても上層階に避難できません。1階の居住空間がすべて浸水し、災害後に住み続けられなくなる可能性もあるでしょう。平屋を建てる場合は、
土地を購入する前に、ハザードマップで水害リスクを確認しておくことが大切です。
>>参考コラム:恵那市で水害が起こりやすい土地は?注文住宅を建てる時の土地選びや耐震について>>参考コラム:岐阜県中津川市で災害に強い注文住宅を!水害対策と耐震性のポイントは?
岐阜県中津川市・恵那市で平屋の建築に向いているエリア
岐阜県中津川市や恵那市では、平屋を悠々と建てられる広い土地が多数販売されています。中津川市の土地価格の坪単価は、9万円ほど。恵那市は約7万円と、岐阜県の中でも比較的広い土地を購入しやすい点も、平屋に向いています。
しかし、中津川市・恵那市には「木曽川」をはじめとするさまざまな河川が流れているので、水害リスクの低いエリアを選ぶことが大切です。では、中津川市と恵那市で平屋の建築におすすめのエリアをチェックしてみましょう。
【中津川市】中津川
南北に長い、中津川エリア。北部の市街地には中央自動車道や国道19号が通っており、交通アクセスが良好です。また、エリア内には「スーパーマーケットバロー 中津川東店」「ケーズデンキ 中津川店」「オークワ 中津川中村店」があるので、食材や日用品の買い出しに不便しないでしょう。
ただし、中津川の近くは洪水ハザードマップで10m以上の浸水が想定されているため、平屋にあまり向いていません。中津川から離れた場所や、高台の土地を選びましょう。
【中津川市】茄子川
茄子川は、中津川市の西側のエリアです。国道257号沿いには「スーパーセンターオークワ 中津川店」「ホームセンターバロー中津川坂本店」「ヤマダデンキ テックランド中津川店」など、多種多様な店舗が点在しており、生活の利便性が高いところが魅力です。
なお、エリア内には坂本川や千旦林川が流れているため、水害に備えて河川の周辺は避けた方が無難でしょう。茄子川にも、高台で敷地面積が広い土地が販売されています。
【恵那市】大井町
JR恵那駅や中央高速道路「恵那峡SA」を有する大井町は、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けている「岐阜県立恵那高等学校」をはじめ「恵那市立恵那東中学校」「恵那市立大井小学校」など、教育環境が整っています。
子育て世帯におすすめのエリアではありますが、水害時に「横町川」や「阿木川」などの影響を受けやすいのが懸念点です。平屋を建築する場合は、横町川より北側のエリアが安心でしょう。
【恵那市】長島町中野
大井町の西側に位置する長島町中野エリアには、多数の飲食店や「カネスエ恵那店」「MEGAドン・キホーテUNY 恵那店」など買い物スポットが点在しています。また、エリア内に中央高速道路「恵那IC」があるので、東京方面や名古屋方面に足を運びやすいでしょう。
田違川周囲は注意が必要ですが、あまり水害リスクが高くないので平屋の建築に向いています。
>>参考コラム:岐阜県恵那市の土地探し|土地価格やおすすめエリアなどを徹底解説
岐阜県中津川市・恵那市でおしゃれで高性能な平屋を建てるなら美濃建設へ
平屋にはデメリットもありますが、
間取り次第で効率的な生活が送れたり、安全に過ごせたりと魅力的なメリットがたくさんあります。中津川市・恵那市では、平屋の土地探しにも苦労しないでしょう。長期間暮らしやすいマイホームの実現に、平屋を選択してみませんか。
美濃建設では、数多くの平屋を手掛けています。建築家とタッグを組み、おしゃれなだけでなく性能の高さも確保した家づくりに自信があります。中津川市・恵那市で平屋を検討する際は、是非美濃建設にご相談ください。