岐阜県中津川市・恵那市はどんな街?
岐阜県の東南端に位置する中津川市は、木曽川、木曽山脈、三河高原などの雄大な自然を堪能できる街です。江戸時代には交通の要衝となり、商業の街として栄えた中山道は、今でもその面影を残しています。この街道文化とともに発展してきたのが、地場産業。優れた農産物や東濃桧を産出しています。また、岐阜の古都である中津川市は、リニア中央新幹線の路線が計画されている街でもあります。開通すれば、東京へ60分ほど、名古屋へは15分ほどで行くことができます。
岐阜県南東部に位置する恵那市は、恵那山や笠置山、木曽川や阿木川などがあり、四季折々の姿を楽しめる街。江戸時代の街並みを残す岩村町エリアや恵那市の中心市街地である大井町エリア、雄大な渓谷美を堪能できる恵那挟エリアなど、個性豊かな地域が広がっています。都会にも出やすく「ちょうどいい田舎街」であり、住みたい田舎として人気の街です。
参考元:中津川市|中津川市の概要参考元:中津川市|市内の中央新幹線計画参考元:中津川観光協会|歴史文化を知る参考元:中津川市定住情報ポータルサイト「中津川に住もう!」|中津川市ってどんな街?参考元:岐阜県への移住・定住ポータルサイト ふふふぎふ|東濃地方(中津川市・恵那市)参考元:恵那市|恵那市の概要参考元:恵那市|宝島社「住みたい田舎ベストランキング」で第1位に>>参考コラム:中津川市周辺で注文住宅を建てるといくらかかる?知っておくと安心!建築コスト相場を徹底調査
断熱性能に関わるキーワードを解説!
ここでは、断熱性能に関わるキーワードを解説していきます。
UA値とは
外皮平均熱貫流率とも呼ばれるUA(ユーエー)値とは、建物の外皮を構成する壁や屋根、窓の開口部から、室内の熱がどれくらい逃げやすいかを数値で表したものです。UA値の数字が小さければ小さいほど室内の熱が逃げにくく、「断熱性が高い家」と言えます。断熱性が高い家を目指すのなら、UA値について知っておくべきでしょう。
地域区分とは
例えば、北海道と沖縄で同じ断熱性能の家を建てた場合、どちらも快適に暮らせるでしょうか。この疑問に答えるのが省エネ基準地域区分。
地域の気候の特徴を踏まえ、エリアごとに定められている基準のことです。地域区分は1~8まであり、それぞれ分類されている都市の例は以下の通りです。
<地域区分>
【1】夕張市など
【2】札幌市、小樽市など
【3】青森市、盛岡市など
【4】山形市、長野市など
【5】仙台市、宇都宮市など
【6】東京23区、大阪市など
【7】福岡市、長崎市など
【8】沖縄県など
参考元:国土交通省|地域区分新旧表
省エネ基準とは
省エネ基準とは、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」に基づき、1980年に制定された基準のこと。建築物の省エネ性能を確保するために必要な建築物の構造及び設備に関する基準が定められています。住宅の外皮の性能基準と一次エネルギー消費量基準をもとに、省エネ基準に適合しているかどうかを判断します。
参考元:国土交通省|省エネ基準の概要
ZEH基準とは
ZEH(ゼッチ)基準とは、省エネ住宅において太陽光などを利用し、年間の消費エネルギーを0にすることを目指した基準です。ZEH住宅として認められるには、前述の省エネ基準よりも厳しい4つの条件を満たす必要があります。
HEAT20とは
HEAT20(ヒートニジュウ)とは、研究者や住宅・建材生産者団体の有志がメンバーである「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」のこと。環境への負荷を軽減し、安心安全で高品質な住宅を目指すため、家の外皮部分における断熱性能についてG1・G2・G3の三段階で評価しています。三段階中、G3が断熱性に最も優れており、より性能が高い住宅と言えます。
参考元:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会|HEAT20 外皮性能水準
岐阜県中津川市・恵那市の地域区分と基準ごとのUA値
岐阜県中津川市は、地域によって地域区分が「4」または「5」、恵那市は「5」です。各基準のUA値を以下で見ていきましょう。
<地域区分4>
【省エネ基準】0.75
【ZEH基準のUA値】0.6
【HEAT20 G1のUA値】0.46
【HEAT20 G2のUA値】0.34
【HEAT20 G3のUA値】0.23
<地域区分5>
【省エネ基準】0.87
【ZEH基準のUA値】0.6
【HEAT20 G1のUA値】0.48
【HEAT20 G2のUA値】0.34
【HEAT20 G3のUA値】0.23
※単位:W/㎡・K
美濃建設のUA値は0.41W/㎡・Kを平均としており、HEAT20 G1グレードを標準装備としています。参考元:国土交通省|省エネ基準の概要参考元:国土交通省|【参考】住宅における外皮性能参考元:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会|HEAT20 外皮性能水準
岐阜県中津川市・恵那市の気温や湿度
断熱性能が高い住宅を建てるには、実際に住む地域の気温や湿度などを知っておく必要があります。ここでは、岐阜県中津川市、恵那市の気温や湿度について紹介していきましょう。
周囲を標高の高い山に囲まれた盆地である中津川市は、中央高地式気候に属しています。年間を通じて湿度が低めで、降水量が少ない地域のため、季節問わず比較的過ごしやすいでしょう。
恵那市は、降水量が少なめで、冬はやや寒く夏は気温差が大きい地域。1年を通して気候が比較的安定しています。
以下は、気象庁が発表している、中津川市、恵那市における平均気温などのデータです。